運動の効果

運動の効果


(1)運動の効果
 適度な運動は体にいいということは、誰もが知っていること。では、運動には、どんな効果があるのでしょうか。

①エネルギーを消費して、体重をコントロールできる。
②心肺機能を強くし、筋力や体力を維持、増進させる。
③中性脂肪、コレステロールを低下させ、生活習慣病を予防、改善できる。
④基礎代謝を上げたり、インシュリンの作用を促進させたり、脂肪合成を抑制したりして、肥満を予防できる。
⑤精神的にリフレッシュできる。


(2)どんな運動が適しているの?
では、健康の維持・増進のため、特に生活習慣病を予防するためには、どのような運動をすれば良いのでしょうか。
運動は、有酸素運動と無酸素運動に大きく分けられます。
無酸素運動と有酸素運動の特徴

無酸素運動 有酸素運動
エネルギー源 糖質 糖質と脂質
運動の形態 酸素を使わない 酸素を取り入れながら行う
運動の種類 短時間に大きい力を発揮するような運動 長時間続けられる運動
運動の種目 短距離走,バーベル挙げ,ボール投げなど 歩行,ジョギング,軽い水泳,自転車こぎなど

最近の研究から、生活習慣病を予防し、健康を維持するためには、1日に20分?30分間ほどウォーキングや水泳、自転車こぎなど、長く続けられるくらい のの有酸素運動が効果的であるといわれています。毎日できなくてもかまいません。習慣的に運動を継続させることがポイントです。朝起きたときに軽い体操を する、無理のない程度の距離なら歩いてみるなど、日常生活に運動を取り入れて習慣化させましょう。初めはつらいかもしれませんが、習慣になると、運動する ことがとても気持ちよくなってくるはずです。


(3)運動を行う上での注意
いくら運動が体に良いとはいえ、やり方を間違えれば体を痛める原因になります。以下のことに注意して、楽しく運動し、健康を保ちましょう。

①やり過ぎはダメ
適度な運動は、心身をリフレッシュさせ、免疫機能を高めますが、やり過ぎると逆に免疫機能を下げ、体を壊す原因になります。

②運動・食事・休養のバランス
運動後は、体をいたわらなくてはいけません。遅くても1時間以内に、ごはんやパンのような炭水化物を中心とした食事を取りましょう。果物や野菜、乳製品等をとって、運動で失われたミネラル分の補給も忘れずに。

③ウォーミングアップとクールダウン
これから始める運動に対して身体を準備させるためや運動傷害の予防のためにウォーミングアップを行いましょう。
また、疲労がたまるとケガや病気の元に。疲労を残さないように十分にクールダウンして、休息をとりましょう。
ウォーミングアップやクールダウンにはストレッチ体操がお勧めです。

④水分を摂りましょう。
発汗は、人に備わったすばらしい体温調節機能です。運動などで体温が上昇した時、汗をかいて体温を下げ、活動を維持できるように一定の体温に保ちます。 しかし、汗をかくためには体内に十分な量の水分が必要です。体重の3%の水分が失われると体温調節が不十分になり、活動が低下し、5%で腹痛や吐き気など が起こります(熱中症)。熱中症になると、ひどい場合、命に関わることもあります。特に、子供や高齢の方は注意しなければなりません。熱中症を防ぐため に、運動中にこまめに水分を摂りましょう。また、運動前にコップ1杯の水を飲むのも効果的です。