2008年6月アーカイブ

どこか、運動できるところないの?

今年4月に厚生労働省から発表された報告によると、糖尿病の患者とその予備軍と思われる人の数は、前回、平成14年の時の約1,620万人から約250万人増加し、約1,870万人としています。これは、わが国の成人5.5人に1人に当たるそうです。

糖尿病は、従来中高年以上の高齢の人の病気と思われがちですが、近年では、若年層といわれる20代、30代、さらには、中学生にまで広がってきています。

これは、美味しいものを食べ、缶ジュースなどを飲み、部屋にこもりゲームに興じて運動不足、といったような若い人達が多いということだと考えます。

糖尿病を引き起こす要因はいくつかありますが、今流行の内臓脂肪が蓄積するメタボリックシンドロームとの関連が注目されていて、結果、体内で唯一血糖値を下げるホルモンのインスリンが働かなくなり、糖尿病への道へと進むのです。発症すると一生付き合っていかなければならない病気だといわれています。糖尿病の予防対策は?と聞かれても、糖尿病を防ぐ食べ物はありません。また、運動でインスリンの働きを助けることはできますが、インスリンそのものを出すわけにはいきません。ただ、運動は、血液中のブドウ糖をうまく利用できるということで勧められています。

つまり、運動をすると、食事で増えた血液中のブドウ糖がエネルギー源として消費でき、日常的にきつい運動をしなくても軽い有酸素運動でも続けているとインスリンの負担が減り、血中でのブドウ糖の溜めすぎを防ぐことができるのです。

合併症の怖いところは、ある程度進行しないと、自覚症状が現れません。

何もせず放っておくと、様々な病気を発症し、終いには障害を増やすことにも。

さぁ、運動を!!

と、言っている自分。

お医者さんから、「どこか、運動できるところないの?」と言われています。

スポーツセンターに勤めているなんて言えません。

トホホ・・・・・。

「卓球バレー」って深いねェ?。

 先日15日日曜日に京都府立体育館で、全京都障害者総合スポーツ大会卓球バレー大会の部が

開かれ、合計101チームが部門別に分かれて、日頃の練習の成果を競い合いました。

 優勝をしたチームを観ていると、やはり、練習量の違いが歴然と判ります。練習といっても、ただ闇

雲に打ち合うだけの練習量が多いというものではなく、個々の選手の障害、得手不得手などを考慮し

たポジションに配置(適材適所)し、選手個々の守備範囲を明確(持ち分と役割)にして、味方に繋げ

る技術力(チームワーク)と、相手のどんな攻撃にも対応でき、それらを攻撃に変える力とフォーメーシ

ョン(戦術・戦略)を普段から研究を重ねておられるように見受けられました。

 卓球バレーは、1ポジションだけが突出した力を出しても勝てないゲーム、かえってミスを誘い、敗

因となることが多々観られます。みんなが、自分の持ち分を守り、仲間との連携する力がバランス良

く発揮されてこそ上手くいくゲームなのです。

 卓球バレー! まるで社会や職場の縮図を見ているようですね。 

「出たい」という意思表示。

あなたは、全国障害者スポーツ大会を知っていますか?

毎年、国体の後,開催される障害のある人々のスポーツ大会で、平成13年に以前から行われていた全国身体障害者スポーツ大会と全国知的障害者スポーツ大会が統合され、今年の大分大会で8回目を迎えます。

「あなたも一度、全国障害者スポーツ大会にチャレンジしてみてはいかがですか?」

こんなことを言ったり、書いたりすると、「いくら競技が障害別に分けられていても、自分は、年だから若い人には......」という言葉が返ってきますが、それも、40歳を境に2部に分けられているので、ご心配なく。

それよりも、まず、 "全国障害者スポーツ大会に出るぞー"という気持ちを持ち、予選会である全京都障害者総合スポーツ大会の卓球、水泳、陸上、アーチェリー等の予選会として指定された各種目別競技会に出場して記録を残し、名乗りを上げた上"全国障害者スポーツ大会に出たい!"という意思表示をしていただくことが先決なのです。

予選会に出場して意思表示しなければ、どんなに優秀な成績であっても、全国障害者スポーツ大会の選手には選ばれません。

さあ、あなたも来年の新潟大会めざして、今年これから始まる全京都障害者総合スポーツ大会に出場し、名乗りを上げて"出たい" という意思表示しましょう。

来年の今頃は、あなたも京都代表選手かも......。

一本の電話

先日、障害のある人から一本の電話がありました。

市内南部地域にある公的施設でのことだそうです。

この方の障害は内部障害で人工肛門を着けられたオストメイトの方なのですが、その施設で行われている教室に参加しようと申し込みに行かれたのです。そして、身体障害者手帳を提示し、申し込みをされたそうです。そこまでは良かったのですが、問題なのはその後なのです。いったん教室の申し込みを受理したのに、断わってきたそうです。理由は「衛生上の問題」とのこと。言った方は、何をどう捉えて、どう思い、そう言ったのかはわかりませんが、言われた方は、受話器の向こうで自分がバイキンといわれたのと同じと、涙ながらに訴えておられていました。

人工肛門を着けられたオストメイトの方がプールを使うと衛生上問題があるというなら、当センターのプールは成り立ちません。この方のみならず、当センターまでもが衛生上問題があるかのように聞こえ、このような短絡的な発想と言い方に、憤りさえ覚えます。

オストメイトの方たちは、自分の障害を理解されているからこそ、自己管理をしっかりとされています。正しく理解されていないことを残念に、また、悲しく思います。

最近、障害のある人々は様々なところで社会参加をされるようになりましたが、受け入れる側(施設等)の体制がハード面の整備のみで、ソフト面は依然整っていないのが現状です。近年の社会動向を的確にキャッチし、障害に関する知識についても正しく得て欲しいものです。そうすれば、今回のような悲しい出来事は起こらなかったと思います。