一本の電話
一本の電話
先日、障害のある人から一本の電話がありました。
市内南部地域にある公的施設でのことだそうです。
この方の障害は内部障害で人工肛門を着けられたオストメイトの方なのですが、その施設で行われている教室に参加しようと申し込みに行かれたのです。そして、身体障害者手帳を提示し、申し込みをされたそうです。そこまでは良かったのですが、問題なのはその後なのです。いったん教室の申し込みを受理したのに、断わってきたそうです。理由は「衛生上の問題」とのこと。言った方は、何をどう捉えて、どう思い、そう言ったのかはわかりませんが、言われた方は、受話器の向こうで自分がバイキンといわれたのと同じと、涙ながらに訴えておられていました。
人工肛門を着けられたオストメイトの方がプールを使うと衛生上問題があるというなら、当センターのプールは成り立ちません。この方のみならず、当センターまでもが衛生上問題があるかのように聞こえ、このような短絡的な発想と言い方に、憤りさえ覚えます。
オストメイトの方たちは、自分の障害を理解されているからこそ、自己管理をしっかりとされています。正しく理解されていないことを残念に、また、悲しく思います。
最近、障害のある人々は様々なところで社会参加をされるようになりましたが、受け入れる側(施設等)の体制がハード面の整備のみで、ソフト面は依然整っていないのが現状です。近年の社会動向を的確にキャッチし、障害に関する知識についても正しく得て欲しいものです。そうすれば、今回のような悲しい出来事は起こらなかったと思います。
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