2008年11月アーカイブ

「痛み」を感じられる人間に。

障害のある人々の中には、「痛み」に悩んでおられる人も少なくないと思います。

かく云う私も、この30年来、悩まされておりますが、「痛み」は全身にあって各部位それぞれで痛み方が違っていて、まるで「痛みのデパート」と言ってもよいほどなのです。

この痛みを何とかしたいと、飲み薬や張り薬を用いたり、ハリや揉み療治をしてもその場限りで、いまひとつ。

痛みなんて、感じられなければ感じなくてよいとさえ思うこともしばしばありました。

先日、某テレビ放送で「無痛無汗症」という難病があることを知りました。この病気は、生まれつき痛みを感じることができないというもので、「痛み」が感じられないばかりに、普通なら痛みで感知し、異常な動きを制限するタイミングなどもわからずに、自分の身を危険にさらし、大ケガをしたり、場合によっては命さえ落とす原因になることもあるそうです。

この難病のことを思うと、少しぐらいの「痛み」はガマンしなければ...。

痛みは本来、身体の異常や危険を知らせて、それ以上に悪化することを防いでくれるという、大切なシグナルの意味があります。

「痛み」とも上手く付き合って、人の「痛み」を感じられる人間になりたいと思うものですね。

「寒い時期こそ温水プールを使い、運動を行いましょう。」

18日、大阪管区気象台は、近畿地方で「木枯らし1号」が吹いたことを発表しました。

今年は11月に入っても、平年より暖かい日が続いていたこともあり、急な冷え込みにさぞかし戸惑われた方も多いと思います。

しかし、川端通りの桜並木やセンターの桜などの樹木は、当然であるかのように日々いづいてきており、「冬支度をしろよ」と言わんばかりに赤や黄色の色を精一杯強調し、色鮮やかさを競い合って、人の目を愉しませてくれています。

ここまでは良いのですが、今年は台風が来なかったせいか、落ち葉の量が例年になくハンパでないので、毎日職員が落ち葉と格闘をしている次第で、利用者の皆さんが通られる道筋をきれいにしてお迎えをすることもままなりません。

センターのプールも、冷え込んでも利用者の皆さんに快適に気持ちよく使っていただくために、晩の保温シート掛けや朝の保温シートめくりを行っています。

寒い時期こそ温水プールを使い、運動を行いましょう。お待ちしています。

「Disabledとno't Disabled, ...」

アメリカ合衆国の次期第44代大統領にバラク・フセイン・オバマ・ジュニア(Barack Hussein Obama, Jr)が選挙により選ばれたことは、皆さん周知のことですが、彼は、奴隷時代からの黒人ではなく、留学生のアフリカ人と白人との間に生まれたアフリカ系アメリカ人とはいうものの、黒人には違いありません。

なぜ、白人優位のアメリカ社会においてマイノリティである黒人の彼が、大統領選でかってないほどの支持を得ることができたのでしょう。

難しい政策などのことは別にして、ひとつ思うことは、従来のようにマイノリティ側の権利の主張を展開せずに、アメリカ国民全体のこととしてとらえ、疑義や警戒心を抱かさすことなく共感を与えたことにあると思うのです。

しかも、あらゆる人種を統合した社会ではなく、あらゆる人種が融合した社会を訴えたことに、アメリカ国民は今までとの大きな違いを感じたのではないでしょうか。私は、わが国の障害のある人の社会運動もこうありたいと思うのです。

ただ、英語力の無い私が言うのも何なんですが、大統領選勝利演説の中で、いろいろな人びとを表現している場面での「障害のある人も障害のない人...」というくだりで使われていた単語です。それは、「Disabled, no't Disabled, ...」といわれていたのですが、「Disabled」は、その持つ意味から人権的に最近の先進諸国では用いなくなってきていると聞いているのに、人権問題も取り組んできたオバマ次期アメリカ合衆国大統領が使われていたことに、あれっと、思ったのは、私だけだったのでしょうか。

 

残念な出来事。

私は、毎日の通勤に岡崎公園を抜けてきます。

そのコースの途中に観光客向けの料理店があり、時々観光バスなども止まっています。

そこの玄関には、5,6段の階段が設けられています。店ができた当初から少し勾配が急ではありましたが、その階段の脇には、ちゃんとスロープがつけられていました。

当時岡崎には、車いすで利用できる店は殆んどなかったので、観光地にこういった店ができたことを誇らしげに、他府県の障害のある人々に紹介をしていましたし、私たちも利用をしていました。

しかし、その店が活け魚料理を始めるのに伴い、生簀を維持するための装置が、スロープの幅約半分を占領するようになったのです。それでも、ギリギリ一人が通れるだけの幅が残っていましたから、高齢の人や杖をついている障害のある人は利用できていました。

最近、スロープの辺りを工事していましたので、秋の観光シーズンを前に、通れるように直してくれるのかなぁ?っと、期待していたのです。

ところが、後日見ると、装置は一段と大きくなり、スロープは完全に通れなくなっていたのです。

福祉のまちづくりが、より進められようとしている昨今、まちづくり運動を行ってきたひとりとして、非常に残念な出来事でした。