まさに「奉仕活動」と表現すべきおこない。
まさに「奉仕活動」と表現すべきおこない。
ある日のテレビ放送で・・・
それは、単にボランティア活動として紹介されていたのですが、私には少し引っかかるものを感じました。
その番組は、青森県五所川原市の五所川原駅から中泊町の津軽中里駅を結ぶ津軽鉄道という路線でのことです。
津軽鉄道には、駅が12あり、その駅舎の屋根などに風雪等による傷みが見られるとのことで、ある人が各駅舎の改修のため材料を持ち込み、ひとりで順番に屋根の塗装に回っておられることを取り上げたものでした。
鉄道会社は、その厚意を見かねて「材料費ぐらい持たせて欲しい」と申し出たのですが、「材料費を受け取るぐらいなら、やめる」と言って、ガンとして譲らず、今も自費で続けておられるのです。12の駅舎のうち、すでに3駅の改修を終えられ、これからも続けられるとのことです。
その人曰く「いまの自分があるのは、永年の間、津軽鉄道にかかわる仕事を続けさせて貰ったおかげだ。」との想いから、感謝の気持ちで自分の得意な塗装の技術を用いて鉄道を利用する人々に還して行こうとされているのです。
私は、このことを、現在誰もが気軽に用いる単に「ボランティア活動」という言葉で、ひとくくりに表現することに少し抵抗を感じるのです。
自分が人生を無事に過ごせてきたことに感謝し、その恩返しとして強い信念と意志を持って、自分に全く利益にならないことを続けられていることは、まさに「奉仕活動」と表現すべきおこないというべきではないかと考えます。
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