2011年4月アーカイブ

ただ一言「あきらめないで!」

あの震災から一カ月半あまりが経ちました。

被災された人々の復興への挑戦とそれを様々な形で支援されている姿は、これからの日本再生への力強い息吹を感じさせます。

ただ、気になるのは「ガンバロウ日本」とか「頑張れ日本」という言葉が溢れていることです。

私は、被災された人々の置かれている現状を見ていると、とても「頑張れ」などという言葉は使えません。

言えるのは、ただ一言「あきらめないで!」ということです。

オーストラリアでアザラシ足症という、特徴的な四肢の長骨がない、または短く、手または足が直接胴体についている先天性疾患で生まれたときから両腕両足がないニックブイヂチさんは自分の過去を振り返りながら講演でこう語っています。

 「生きていれば転んでしまうこともあるだろう。こんなふうに転んじゃったらどうすればいい?また起き上がらなきゃいけないよね?でも時には人生には転んでしまってもう起きられないと感じる時があるんだ。僕はこんなふうに寝転がっていて、顔も下がっていて手足も無い。起き上がるのは不可能かもしれない。でも違うんだ。僕は今まで100回起き上がろうと挑戦したんだ。もし100回やってもできなかったら僕はギブアップすると思う?違うよね?失敗しても挑戦し続ける限り起き上がるチャンスはあるんだ。強く耐え抜くことが大切なんだ。」

 そして講演の中で必ずニックさんが話すことがあります。

「たまには投げ出して諦めたい時が来るかもしれない。でも決して諦めてはいけないんだ!決して、絶対に、永遠に諦めない!」

被災された皆さんも、彼のように決してあきらめないでほしいと思います。

4月15日の京都新聞の社会面。

415日の京都新聞の社会面

『「放射線うつる」といじめ』という見出しの記事。

内容は、東日本大震災に伴う福島第一原発の事故で、福島県から千葉県船橋市に避難し、公園で遊んでいた小学生のきょうだいが、他の子どもたちに「放射線がうつる」といじめられたというもので、別の報道によると、そのきょうだいは、その後、福島へ戻ったとありました。

私も、小学生の頃、障害でふらついて歩く容姿に、「コンニャク」とか「病気がうつる」などと言われて、いじめられたことを思い出しました。

自分が起こした原因ではないことで、他人からいじめを受けることほど理不尽なことはありません。

言葉によるいじめは、「別に暴力をふるったわけではないのだから...」と、考えることなく言ってしまう人がいますが、言われた人の置かれている環境も理解しようともせずに、気持ちを踏みにじっておきながら、簡単に済まされるはずがありません。

陰湿な言葉によるいじめは、その人の心にいつまでも深い傷を残します。

そんな目にあうぐらいなら、一発ポカっと殴られた方が、後に残りません